Arduino UNOやNanoにはATmega328Pと言うマイコンが使われている。これの後継チップで少しピン回りが改良されたATmega328PBと言うのがある。
メモリサイズは変わらず、スケッチもATmega328Pのものがそのまま動作する。しかし、まだ本チップが搭載されたボードは2022年12月時点あまり出回っておらず、入手し易いボードとしてはPololuが出しているボードぐらい。
スイッチサイエンス製品ページ https://www.switch-science.com/products/3710
Pololu 製品ページ https://www.pololu.com/product/3160
スケッチの互換性はあるが、書き込み時はボード情報の追加が必要となる。手順はPololuの公式ページに記載されている。
Arduino IDEでのプログラミング https://www.pololu.com/docs/0J74/4.3
書き込みにはUSBシリアル変換を使うか、ISPを使って行う。Power Tool for Arduinoを使ってスケッチ書き込みと簡単なシリアルデバッグが出来たので、簡単に紹介しておく。
接続はArduino UNO等と同様にISPを接続する、PololuのボードのISPピン配置はArduino UNOやNanoと同じ。チップ側にVCCとGNDがある。
ツールをUSB ICSPモードにしておく。
Arduino IDEの書き込み装置をArduino as ISPにしておき、スケッチ書き込み時は書き込み装置を使って書き込むを選択すればスケッチを書き込む事が出来る(少し書き込みに時間はかかる)。
ボードのTXピンとツールのRXピンを追加で接続しておけば、ツールのシリアルモニター機能を使ってシリアルの出力も確認可能。シリアル記録/表示時はシリアルデータをUSBの方へパススルーするので、ボードのRX/TXとツールのTX/RXピンも繋いでおき、PCからツール経由でシリアルデバッグを行う事も可能(PC側は115200固定)。
hexファイルをツールに保存しておいてツールからスケッチを書き込む事も出来、EEPROMの読み書きも問題無く出来た。