今回はATmega 32u4を使って疑似USBマウスとして動作させるサンプル。
マウスには方式があり、位置を相対的に伝えるものと絶対位置で伝えるものがある。一般的なマウスは相対的位置で、マウスを動かすと「現在のマウスカーソル位置からこの方向にこの移動量動かす」と言った情報が流れる。
タッチパネル等が絶対位置で、「画面上のこの位置にマウスを動かす」情報が流れる。
今回は扱いやすい絶対位置のサンプル。スケッチは簡単で、マウスをこの位置に動かす、クリックする、のコマンドの構成。
座標は画面左上を0,0として、右下が32767,32767になる。画面中央は16384,16384。画面解像度は関係ないので注意。
下記スケッチはWindowsで左下にスタートメニューがある場合、スケッチ動作開始後5秒後にスタートメニューをクリックするサンプル。
なお、Android端末は絶対位置に対応していないので動作しない。
#include <HID-Project.h> //HID-Project by NicoHood
void setup() {
delay(5000);
AbsoluteMouse.begin();
AbsoluteMouse.moveTo(30, 32740);
AbsoluteMouse.click();
}
void loop() {
}